ストレンジ
「校長にハゲェ教頭〜。おはようございます。高橋君もおはよーう。」
教頭先生達の後ろから若い茶髪の男の人が歩いてきた。スーツを着ている。僕のことを知ってるってことは、ここの先生なのだろう。
「おはよー!ピーター!」
ピーター……!?
「俺は高橋君の担任のピーターパン。ピーター先生って呼んで。」
いまだに床に寝そべっている形の僕をピーター先生が引っ張った。
てかピーターパンなの?
「あ…ありがとうございます。」
「教室へ案内するよ。こっちにおいで。」
黙ってピーターパンの後についていく。まさかネバーランドに連れてかれるとかそんなオチないよね………
何この学校。
校長が幼い少女で教頭はヅラ。担任はピーターパンときた。
まぁヅラの教頭はまともそうには見えたけど、もしかしなくてもこの学校。おかしかったりする?
てかおかしいも何も……
絶対変だよね?
先生が変ってことはこのパターン……
生徒ももしかして………
この瞬間。霊感もない僕だけど、第六感が働いた。
嫌な予感がする。