守るべきは・・・誰

☆☆輝さんとの


突然、ニューヨークに
訪ねて来てくれた・・・輝さん。

すごく・・・・嬉しかった・・・
心が、ほっこりした・・・


あの時・・・・・

輝さんの優しさや
温かさに
私の気持ちは、
大きく変わっていった。

その時に、輝さんから
正式に交際を申し込まれた

結婚・・・・とも
言ってもらえたけど
まだ、不安ばかりの私は
答えることができなかった。

だけど、輝さんは
私の気持ちを考えてくれて
陸のように裏切ることはないと
はっきり言ってくれたが
でも、それを信じろと
言ってもできないだろうから
自分を見てほしいと、
言ってくれた。

輝さんは、
自分が日本へ戻ってからも
まめに連絡をくれて
私の寂しさや
落ち込みを軽減してくれた。

そして
私の誕生日
クリスマス
年末年始には、
ニューヨークに来てくれたり
夏期休暇で来てくれたりして
沢山 私を励ましてくれて
甘やかせてくれた。

「こんなに甘やかされたら
1人でやっていけなくなる」
と、訴えると
「いいんだ。そう仕向けているのだから。」
と、平然と言いながら

「そしたら、結月は
俺から離れられなくなるだろう?」
と、言う輝さん。

ニューヨークから
日本へ帰国が決まった時
輝さんは、やっと戻ってくるんだ
と、ホッとしていた。

「うふふっ」
「何が、おかしいんだ。」
「いいえ。
でも本当にありがとうございました。
輝さんのお陰で
ニューヨーク生活も
乗り越えられました。」
「そうか?
結月が頑張っただけだ。
俺は、なにもしていない。
俺が、勝手に結月のそばにいたくて
ニューヨークに行っていただけだ。」
「うふっ、いいの。
私がそう思って
私が嬉しかったのだから。」
「くすっ、そうか。
だが、そう言ってくれて
ありがとな。
空港に迎えに行くからな。
早く戻ってこい。」
「はい。
私も、輝さんに早く会いたい。」
「ばっ、ばか、今、言うな
抱き締めたくなる」
と、いつになく慌てる輝さんに
「「くすっ、くすっ」」
二人で笑いだしてしまった。
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