大人になんて、ならないで。
実家までは電車で20分程かかる。
……もう遅いかもしれない。
もしかしたらめぐちゃんはもう家に帰っているんじゃないかと思って、めぐちゃんの家の前を通って駅に向かう。
でも…めぐちゃんの部屋の電気はついてなかった。
「くそ…っ」
まだ待ってるとか、ないよな?
駅の方へ走り出すと、隣に車が止まった。
「真矢、乗って」
「姉ちゃん、」
姉ちゃんが実家まで連れて行くと言って、車を出してくれる。
だんだんと雨が強くなってるのがわかって、不安になった。
めぐちゃん…
まだ待ってたりしないよな…?