いちご
「……え?」
何だか棘のあるような言い方に、訳が分からずに瑠衣斗を見つめ返した。
何か…変な事言ったっけ?
「マジで付き合ってんだよな」
腕を組んで視線を逸らしながら言う瑠衣斗は、何だか少しイライラしているようにも見える。
「るぅ?どうしたの?」
「…別に」
「じゃあ何でいきなり不機嫌なの」
「ご機嫌だぜ」
意味わかんねーよーーー!!!
「腹減った。行くぞ」
「は…?」
「とりあえず飯」
明らかに話を逸らした瑠衣斗に、呆れて眉をしかめた。
こう言う所、昔から子供っぽいんだよね……。
席を立った瑠衣斗に従い、私も並んで鞄を持って席を立った。
不機嫌な顔をしたまま、私が持った鞄を当たり前に奪って肩に掛けると、先に歩いて行ってしまう。
だから何でそんなに不機嫌なの?意味分かんないよ…。
納得できないまま、瑠衣斗の後を追った。