いちご



「……え?」


何だか棘のあるような言い方に、訳が分からずに瑠衣斗を見つめ返した。



何か…変な事言ったっけ?



「マジで付き合ってんだよな」


腕を組んで視線を逸らしながら言う瑠衣斗は、何だか少しイライラしているようにも見える。


「るぅ?どうしたの?」


「…別に」


「じゃあ何でいきなり不機嫌なの」


「ご機嫌だぜ」



意味わかんねーよーーー!!!


「腹減った。行くぞ」


「は…?」


「とりあえず飯」



明らかに話を逸らした瑠衣斗に、呆れて眉をしかめた。


こう言う所、昔から子供っぽいんだよね……。



席を立った瑠衣斗に従い、私も並んで鞄を持って席を立った。

不機嫌な顔をしたまま、私が持った鞄を当たり前に奪って肩に掛けると、先に歩いて行ってしまう。



だから何でそんなに不機嫌なの?意味分かんないよ…。



納得できないまま、瑠衣斗の後を追った。



< 418 / 503 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop