腕の中の静けさは・・・
天音の上で重なる呼吸を感じながらオレも落ち着いてゆく。



腕に力を入れて天音から離れると急に不安そうな顔するから
キスをした。


仰向けになって足元の方でゴネゴネになった布団を足先でつまみ
ふわぁ~って天音に掛けた。



「アリガトウ」

「うん」



横を向いて天音を見ると少し泣きそうな顔でオレを見ていた。
慌ててオレも布団にもぐりこむ。



ぎゅって抱きしめたらポロポロ泣き出した天音をギュって抱きしめ背中をゆっくり撫でた。















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