腕の中の静けさは・・・
言葉どおりどんだけよってくらいにしつこく愛してくれたユソン。

笑・・・


でもやっぱりいつもいつも優しさに溢れていて・・・
出逢ったころとなにひとつ変わらない。
愛されてるっていつもいつも思わせてくれる。

声に出さないで「ユソン」ってささやいたら振り向いたユソンが微笑んだ。

ん?って顔するから
寝転がったまま首を振った。



ニコニコしながら最近めっきり本数が減ったタバコをすっているユソンを
ベッドに横になりながら眺めている。
タバコやめてほしいけどタバコを吸っているユソンを見るのはスキ。

『矛盾っすねぇ~~』ってうれしそうに言ってたっけ。





















10日ほど前、お昼寝のシオンを眺めていると部長から連絡があった。

【だんな出張行かせてもいいか?】って。





いいですよって言ったら

【2週間だぞ?】って。


言葉に詰まると大笑いをした部長からの提案。



懐かしく響く部長の【提案】って声。
部長の場合、提案って言う名の強制だから、笑。
いつもならイヤだなって思えるこの提案って声はその時はいつになく優しく聞こえた。


【オマエも一緒にシオナ連れて行かないか?】

【へ?】

【でもちゃんと仕事としてな】



こんな時は仕事でもなんでも関係ないよね。
二つ返事でOKした。

そのあとすぐにかかってきたウビンからの電話に驚く。


【じゃぁホテル広い部屋に変更しておくな】って。


でもなんでホテルなんだろう。
実家にも近いはずなのに・・・



【あ~~なんか、面倒なこと聞かれるのも面倒だからってホテルって。笑、意味わかんねーんだけど。。笑。】


カチーーーン!!!!







その面倒なことは恐らく今の私との状況のことで
久しぶりに会う息子に色々聞くはずのオンマは想像はつくから
それがまた面倒って言いたいわけで・・・



【じゃぁ~私はユソンの実家に泊まるからホテルは変更ナシでいいよ。それに私が行くことはユソンには絶対!言わないでね。】

【はぁ?】

【わかった?ウビン!約束だからね。絶対よ?裏切ったらもう協力しないからね?】

【すげーー脅迫されてるオレぇ笑。そういう天秤にかけるみたいなのイヤなんだけど・・】


【じゃぁ~リアとのこと 

【あ~~~~あああ、待てってぇ。オマエのダンナなんかよりリアだよ。決まってんだろ。わかったよ。約束するよ。ったくほっんと面倒な夫婦だな~~】




って言われたっけ(笑)






ベランダから戻ってきたユソンが
「あ~ホテルさ?キャンセルしないから」って。


「え~私もシオンも実家行くよ?」

「笑。オレもそうするよ」

「じゃぁ~いらないじゃんホテル」


「シオナおやすみ」って小さくチュってキスをしてベッドに入ってきたユソン。


腕を伸ばしてくるから頭を上げ見あげると伸ばした腕が肩に回り引き寄せられる。








「ふたりにシオン預けて久しぶりにデートしない?」

「え、、デート?」

「オレも頑張れば少しオフもらえそうだからさ」

「さ、って・・・」

「天音の仕事はそーーだっなー・・・きっと一週間もあれば終わるっすよね?」



ん、まぁ、、トラブルがなければそんなところ。
部長にもそう伝えてある。


「でしょ?」

「ん、だと思う。」

「ん!決まりね」

「決まりねって会社がそんなこと許すわけないじゃん」

「ウビンにお願いしたし」

「いつ」

「いま」

「はぁ?」

「お前達きらいってすっげぇ~怒られた。笑。」

「ええ、、ウビン悪者ジャン。会社にバレたらどうするのぉ、、」

「バレるってか部長は気付くね、きっと。笑」


ん、まぁ、、そんな気はするけど・・・





「おれたちね~愛されてるっすねぇ~~~~~ぬはっは(笑)」



うん、本当に・・・
恵まれすぎてるよ。


「感謝しなくちゃ・・・」

「そーっすね」

って言いながら私のお腹に手を置いたユソン。



「ん?どうかした?」

「ん、、なんでもなーーい」

「やだぁ~太ったとか言われるのかと思った(笑)」


「あ、、なるほどぉ、、確かに、(笑)」

何度も往復する手。





「ジムにでも通おうかな?」

「通わないよ?」

「なんで、確かになんでしょ?」

「ジムなんていい。オレといっぱい運動すれば、、、、ね?」

「違うでしょ?」

「違わないよ?」

「意味が違う」


「意味?」

「お腹へこませたいのよ?」

「iroiroやってみる?」

「iroiro?」

「オレがんばるよ?」

「なんの話よ。笑」

「愛し合うスタイルの話よ。笑」

「ぷっ。。。愛し合うスタイルぅ?笑ケラケラ」

「なんでぇ~体位とか言った方がよかったすか?ェロくね?」

「ああ~~はいはい。おやすみなさ~~い。」

「うん。おやすみ」


顎を引き寄せ優しいキスがひとつ。





できてたらいいね。
アッパ・・・









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