腕の中の静けさは・・・
一緒に出席させてもらったパーティーは本当に楽しくてあっという間の時間で
引退なんてまだまだ早いんじゃない?ってくらいダンディーな教授に

『世界で一番大切な人』なんて紹介をしてくれた。




そんなユソンに微笑みながら『天音さんありがとう』って私を抱き寄せてくれた教授。





ああ、この人とも素敵な関係だったんだなって言うのが伺えて幸せな気持ちになる。



その後もいろいろな人に声を掛け、声を掛けられ、ココでの生活がユソンにとってかけがえのないものだったんだって知らなかった時間に触れられたことがうれしかった。






ぞろぞろと近寄ってきたユソンにも負けないくらいの大柄のグループに
『チ、あいつらも来てたんだぁ、、、はぁぁ、、』ってため息をつきながら
急いで私を引きよせ身構えるユソン。


なになに??どうしたの???






『リチャード!ジョウ!アレク!ディラン!リアン!ワイアット!』

大きな声でみんなとハイタッチ。
その間も私からは手を離さない。




え??


ええええーーーーー


でも、、、あっという間に隣にいたユソンが吹き飛ばされ
代わる代わるハグ、、ハグ、、、ハグ!!!!!


倒れこんだユソンが気になって見ようとするけど、大男ばかりで視界はさえぎられ


『ゆそ~~~~~~~ん』不安が声にでてしまった。

ユソンも『あまねーーーーーーーーーーー』って騒いでる。



と、、



『ぇ、、、、、、』

急に視界が明るくなると目の前にひと際大きな人。
そしていつものその位置。

ユソンの位置。


目をぱちくり驚きすぎて声が出ない。


ユソンは押さえつけらながらワメイテル。

『ワ、、、ワィァ、、ット、はぁぁ、、おまえな、、、、、、』って言いながらがっくり肩を落とすユソンが見えたら




スルって腰から手が離れ抱きしめられた。


『ぅ、、、、、』









すると耳元で『天音、ワイアットです。お見知りおきを』って流暢な日本語。

顔を上げるとなんて素敵な笑顔♪



私がポ~~っとなったまさにその瞬間ユソンが解き放たれて猛ダッシュで駆け寄って
ワイアットさんを突き飛ばした。

けど、、さほど飛ばされず、、クク(笑)







『ね、、天音???ちょっと!!!クェンチャナ(大丈夫)?え?ね、、、返事してってぇ、、、』

私を抱きしめいつものユソンの位置のそこをすりすり摩ってくれる。




『そうそう・・・そこ。さっき触られた』

『ん、、ごめん』

ぎゅゥゥゥゥーーーーーーーーーって抱きしめられる。





すんごく驚いたけど、ユソンとはずっと一緒にバスケットをしていた親友だって教えてくれた。

ワイアットさんだけではなくみんな本当にかっこよくて素敵だった。






『ユソンはいつも大人な彼女を連れててね』って教えてくれたのはディランさん。

『ユソンは優しいからいつも仲間に囲まれてたな』って教えてくれたのはアレクさん。

『ユソンは気難しいけどいいヤツなんだよね』って笑顔をくれたのはジョウさん。

『ユソンはあんな笑顔だけど頼りになる男さ』って親指を立てたのはしたのはリチャードさん。




『ほら、見て。今あそこでしゃべってる大人の女が大学のとき付き合ってたアベリイ』




いつの間にか私の隣に座ってワインを差し出してくれるワイアットさん。

やっぱり素敵・・・。



『日本語お上手なんですね。』

『祖母が日本人なんだ』

『へ~そうなんですね』

『気になる?』

『え?』

『アベリイ』

『ああ、素敵な方。いいお付き合いだったのかな』

『どうして?』

『いまのユソンの表情を見てればわかります』

『へぇ~~。でもユソン(笑)アイツ振られたんですよ』

『え~~そうなんですかぁ(笑)』

『だからまだ未練あったりして?』

『あああ~~~そうかも~~なんかイヤらしい顔して話してる。笑クス』




驚いた顔をして私を見た。




『え?どうしました?』

『いえ、なんでも。彼女、ボクの奥さんなんです。』

『えええ~~~そうなんですかぁ?とってもお似合いです。』

『よく言われます(笑)』

お互い顔を見合わせて笑ってしまった。




席を立ちまた耳元で
『キミとユソンもお似合いだよ』って頬にキスをくれたワイアットさん。


そんなワイアットさんの背中を押して『オマエはまったく!』って言いながら
お水をくれたのはリアンさん。








ユソンとワイアットさん夫婦を見つめながら

『ごめんね。あいつユソンと一番仲が良いくせに敵対心丸出しなんだよね。昔からさ。
勉強でもバスケでも女の子でも?なんっかいっつもユソンの後を追う癖があって(笑)
でもユソンはそんなこと気にするようなヤツじゃないし、全くカンケーねーみたいな顔してたけどね(笑)ワイアットさ、アイツの自慢なの。ユソンの元カノが奥さんってことが(笑)可愛いやつでしょ?』

『そうですね。じゃぁ?ユソンが振られたのはワイアットさんがいたから?』

『え!あいつそんなことまでしゃべったの?』

『はいぃ~~(笑)』

『ほんと、どーしょもないヤツだなぁ~(笑)でも違うよ。ユソンが振られたのは。』

『あはっは、なぁ~んだ。ちがったかぁ~(笑)でも振られたのは事実(笑)クスクス』




今度はリアンさんが驚いた顔で私を見た。




『え?わたしなにかヘンなこと言いました?』

『うんん。ワイアットがいたからなんてことはね、ないない(笑)理由は他だよ。ん、、なんて言うか、たぶん振られたってより振られてあげたんじゃないかってね。』

『えーそんなことありますぅぅ?ユソンが?好きなのに?えーないない。ないでしょ~(笑)』

『ホント楽しいね天音ちゃん(笑)』

『えっへっへ、ほめられた。(笑)』

『あは。でも、たぶんそーだよ。ユソンは言わないけどさ。』

『へぇ~~~~なんか男前みたいじゃないですか。笑』



『あはは(笑)みたいじゃなくて、そうなんじゃないの?』



『よろこびますよ(笑)』



『ユソンは大抵いつもあんな感じに大人っぽい彼女を連れてたけどユソンのタイプはね(笑)
チャーミングな大人な女性なんだよ?まさに天音ちゃんみたいなね』

ってウィンクをくれた。











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