腕の中の静けさは・・・

seventeen

「あ、オッP、、パクさん」

受付に居たミンがオッパって言いかけて困った顔をしていた。



近づくと今にも泣きそうで隣の子がビックリしてる。


「ミン、おはよ。会社の顔がそんな顔してちゃダメだよ。(笑)」

「だってぇ、、、、オンニ」
「シッ!(笑)」



「それよりソンさんいる?」って隣の子に声をかけた。



「あ、はい。おりますがお約束はありますか?」

「いえぇぇ~~ないんですよね、、ダメかな」

「そーですね、、お約束がないと、、、」



パコっ!!
後ろからコズかれた。




「ってぇーな」

「なにがお約束だ!来るのおせぇーんだよ!!」


ミンの隣の子が驚いた顔をしていた。




「部長?そんな言葉使いしていいんすかぁ~~びっくりしちゃってるじゃん、(笑)」

「アホ、行くぞ。」


「ん、、、えーーと、、、、イリナちゃん?」

「あ、はい。」
自分の名札を見せてそういった。




「うん、ありがとね。ミンのことよろしくね」

「はい。」




屈託のない笑顔の彼女は天音のことを知らないんだろう・・・









連れて行かれた会議室。

入るなり頭を下げた。



「部長!すみませんでした。」


頭を下げたまま返事を待つ。




返事がない。

顔をあげようとしたら「ユソン・・・」って。


「はい」そういいながら顔を上げる途中で
ソンさんが「すまなかった!」って声にした。




驚いて部長を見ると今にも泣きそうな表情でオレを見ていて・・・。



「も、、なんすかぁ、、そーゆーの驚くし。まったく、調子狂うなぁ(笑)」






オレを抱きしめながら鼻をすする部長

「うわっ!ちょ!部長!鼻水やっすよ!!ってか抱きしめるとかぁっはは、、笑える」


それでも離れない部長の声が聞こえる
「まったくオマエってやつは」って・・・(笑)


ふたりで外を眺めるように腰を下ろす。









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