腕の中の静けさは・・・
久しぶりに来た韓国。

友達に会うと出かけて行ったアボジとオモニ。
子供たちは学校へ。


天音とふたりきりの病室。




「ねぇユソナ。」

「ん?」

「一緒に帰ってあげて?」

「アメリカ?」

「うん」

「カノンさみしそうだし、シオンだってきっとね」

「そうだけど、」

「私は大丈夫だから。」

「でもさ、、、」

「だいじょーぶ。ね?」


「うん、、、でも、、」

「私は本当に大丈夫よ(笑)それよりシオンとカノンの方が心配。ね?」



「あまね・・・」

「私達のシオンとカノン。きっと不安なはずよ?私はついていってあげられないから・・・
あの子達だって本当はあなたと一緒に行きたいはずなのに、私のために我慢してるよね。」


「あまね、」

「優しい子達だから・・・」

「・・・・・」


「ね?そうでっしょ?」

「そーすけど・・・」


「ユソン・・・シオンとカノンを守ってあげて?不安な思いをちゃんと包んであげてほしいの」



「アマネ…」

「おねがい、、ユソナ・・・・・私は大丈夫だから」










その2日後オレはシオンとカノンを連れてアメリカへ向かった。










< 262 / 308 >

この作品をシェア

pagetop