腕の中の静けさは・・・
「そろそろ寝る?」

「終わったの?」

「とっくに終わってるけど、(笑)」

「ふふ、、そうだった。デキる男だった、(笑)クス」

「笑うとこじゃないから。」


クスクス


ってまた笑った天音のベッドにもぐりこむ。





思うンすよ。

その小さなクスクスにさえ思うンすよ。



今日も聞けたって。





抱きしめるとそのまま横にして身体の向きを変えてあげる。

んん、って声がして伸びをする天音が「気持ちいい」って・・・



体勢を変える。

天音にとって本当に大事なこと。

そういう、、こと。
してあげなきゃいけないことのひとつ。


時間で変えるとか、そういうの何かオレがイヤでいつもついでみたいにする。

抱きしめる時に変えるくらいがちょうどいい。

ん、それがいい。それでいい。




「ね、、今夜はこうしたい」

「キャ、、」


天音の身体の下に手を回し向きを変え後ろから抱きしめた。



「ぇ、、これで寝るの?」

「ダメ?」

「私はいいけどユソン大変でしょ、重いって」

「だいじょぶっすよ。だからいい?」

「ホント?」



返事はしないでぎゅぅぅて抱きしめた。



「じゃぁぁ、、」てオレの手に触れる温かな手。




天音の身体全体を少し支える感じ。










< 268 / 308 >

この作品をシェア

pagetop