腕の中の静けさは・・・
「あーーーーーーーーーーー!!!」

カノンの大きな声で目が覚める。

と、同時に「ずるいずるい」と大騒ぎのカノンがモニョモニョしながらベッドのオレと天音の間に入ってきて・・・・・


天音と顔を見合わせて笑ってしまう。

前にもこんなことあったね・・・



また幸せな1日が始まるっすよ(笑)





「カノン^^、そんなに動いたらオンマ大変だよ(笑)」

「あ、、オンマ?平気?ごめんね」

「うんん。大丈夫だよ。おいで」

「うん!」




オレにおしりをむけて天音に抱きついたカノンを後ろから抱きしめた。



「オッパは?」

「シオニ?」

「うん」

「朝ご飯作ってるよ?」

「「え・・・」」



天音を抱き上げカノンとキッチンへ行くと
天音のエプロンをしたシオンがスツールの上に乗り卵を割っていた。



「あ、、おはよ」って何でもないみたいにしてるけどさ・・・

「もうすぐできるからみんなすわってて」って。



そしたらホントにダイニングに朝食が並んでみんなで食べた。




カノンが教えてくれた。

この間の合宿で料理もしたって・・・
シオンはとても上手でみんなに褒められてたって。

どんどん出来ることが増えてゆく子供たち。

これもまた幸せ。









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