腕の中の静けさは・・・
甘くうわずった声が耳元に響くと、愛しい吐息が大きく深く耳の奥にこだまする。



オレも大きく呼吸をし高ぶる身体を逃してゆく。




『・・・・・天音っ』



『ん・・・・・』





逃しきれなかった高ぶりですぐにでも駆け上がって行きそうで
目をギュって閉じるしかなくて・・・・・


まだ離れたくない・・・・・・






そぉ思った瞬間天音の身体を抱き上げバスタブの中に滑り込んだ。


『きゃ・・・・』



バスタブの中で天音を抱きしめた。




ふわっと浮いた天音の身体が揺れるたびに浮かんだ花びらからなんとも言えない甘い香りが鼻をくすぐる。






甘い声に甘い香り・・・・・・

酔ってしまいそうだった。


『ぁ、ユソナ・・・・』



でも無力みたいなバスタブの中を楽しむにはかなりの体力と持久力が必要だって
気付くにはそんなに時間はかからなくて


いったん離れて天音を抱き上げバスタブサイドにあるベッドに運んだ。





『濡れちゃうよ・・・・』

『ココにあるんだから、それようってことっすよ。(笑)』

『ソ、、レようってユソンいやらしいよ・・・・・』

『アハ(笑)何言ってるの?僕たち今からイヤラシイコトいっしょにするんだよ。(笑)』

『・・・・・////』



なにも言わず恥ずかしそうにオレを見た天音ともう一度繋がる




求めれば求めた分の愛情を感じられるって、すごいこと・・・




もぉ場所も時間も問題ないくらいになったでしょ?

って揺れる天音を見ながら伺う様に見つめると、甘い声をあげながら何度もうなずいた。





そこからはお互い一気に駆け上がるしか知らないみたいに夢中になった・・・・・










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