愛され女子の激甘コレクション
「天気悪い……私雨女だもんね……」

うつむく私の肩を抱き寄せて、獅月は傘の中央に導いてくれる。
「俺は真梨と一緒にいられればいい」

「うん……ありがと」

あんまり感情を表に出さない獅月は、よく何考えてるのかわからないって言われる。

スポーツは得意だけど「熱くなるのは嫌いなんだ」って何かに打ち込むことはないし、仕事は出来るけど淡々としてるって聞いたことがある。

私にも優しいけど、時々不安になる。

本当に私のこと、好きなのかな……?

好きでもない女と3年も一緒にいないって言われそうだけど、私、自信がないよ。

何となく獅月は誰に対しても作ってるような、本当の自分を見せないような気がする時があるんだよね……。

空気……といか気配?を読むのが得意な獅月は、私の心が揺れたのに気が付いたのか、肩にかけた腕に力を込めてくれた。

信じて……いいんだよね?
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