愛され女子の激甘コレクション
空は鉛色の雲に覆われて、人工的な光だけが私たちの肌を照らす。

電灯の暖かい色味は私の肌をより白く見せる気がして気恥ずかしい。
「こんな広い部屋初めてだね。それに部屋に温泉なんて、感動しちゃった。」

でも明るすぎてちょっと恥ずかしいよ、と付け加えて、大切な部分をタオルで覆ったまま温泉に足を踏み入れる。

温泉の中でぼんやり私を見つめていた獅月が、腰を引き寄せた。

獅月の膝に座る形になった私は、もう完全に彼の手の中だ。

「やっ……」
脚の間に指が滑り込んできて、いたずらを始める。

こんなシチュエーションは慣れなくて、すごくドキドキしちゃう。

横顔しか見えない獅月の口の端は上がってる。

「温泉でやることなんて滅多にないんだから、とことん楽しまなきゃな」
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