愛され女子の激甘コレクション
行為が終わるとハッとした新一君。

慌てて起き上がった彼の手で、私の身体は毛布に包まれた。
「ごめんな、唯。寒かっただろ」

自分は布一枚身に着けていないままで、エアコンのスイッチを探す。

もうちょっと新一君の腕の中にいたかったのに……ムードもないけどやっぱり優しいんだから。

今年は私も受験生。
新一君と同じ大学には行けないけれど、できるだけ近くにいたいな。
これからもずっと、こんな二人でいられますように。
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