愛され女子の激甘コレクション
下着の上に俺のジャージを身につけて、理子はチョコレートの流れる機械に向き直った。

「美味しそー。早く食べようよ。圭二もこっちおいで」

一口大のケーキを串に刺して目を輝かせている理子を横目に、パンツを履きながら俺は……。
……だめだ、またやってしまった……。

去年の夏、彼氏と別れた理子を慰めて告白するつもりが、何故かやってしまった。うさぎみたいな瞳で俺を見つめる理子が堪らなくて、キスしたら雰囲気に流された。
二人とも。

それから時々会ってこうして、もしかしたら彼女も俺を好きなのかも、と思ったら新しい彼氏を作りやがった。

だから今こそチャンスなんだ。

本当の気持ちを伝えないと。
また他の男に取られる前に。

「なぁ、理子」
彼女の肩に手をかけると、頬にチョコレートをつけた理子が顔を上げる。

俺は彼女の両肩に手を置いて、真っ直ぐに見つめた。
「好きだ。俺と付き合ってくれ」
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