愛され女子の激甘コレクション
これ以上平気な顔なんてしていられるわけがない。

コンサートの舞台裏ってこんな感じかな、なんて場違いなことを考えながら素早く服を身に着ける。お兄ちゃんは顔も上げない。

「たまには実家にも顔出してね。お母さんも会いたがってたよ。じゃあね……バイバイ」

扉が閉まった瞬間、堪えきれなかった涙が頬を伝う。

……全部、終わっちゃった……。
< 52 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop