貴方があまりにも綺麗に笑うから
貴方様は私と縁を結んだ
私もそれが嬉しくてはしゃいでいる
貴方様はニコニコとして私の髪を触った
「私がもっと目がよければ」
そう
零那様は目が見えない
正しくは
見えにくい
だから
私は零那様の手を取りそっと頬を擦り合わせる
「私は嬉しゅうございます」
伝えなくては
「私と結婚してください」
そう言うと
貴方様は笑って
「当たり前だろう」
そう
あまりにも綺麗に笑うから
私がその笑顔を守りたくなるのは
当たり前の事でしょう?
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