桜が散ったら、君に99回目のキスを。
私たちはとても歪な恋をした。


苦しくて、切なくて、でも私たちはきっとそれでいい。


この恋が、光溢れる未来へ繋がっていると知っているから。


君の隣に入れる幸せを、目一杯抱き竦める。


その温もりは春の日差しみたいに柔らかく、優しい光にとてもよく似ていた。
< 62 / 63 >

この作品をシェア

pagetop