やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「あー幸せすぎ」
「うん」
「しあわせ?」
「うん。しあわせ」
「よかった」
「でも」
「でも・・・?」
莉緒の返事に和哉が少し体を離す。

「気持ち悪い」
莉緒の言葉に一瞬固まった和哉は、少しして笑う。
「そっかそっか。気持ち悪いか。そっか」
なぜか嬉しそうな和哉。
「気持ち悪い」
「あぁ。吐け吐け。」
「無理。」
「大丈夫。お前のゲロの処理は慣れてる。」
「最低」
そんな会話さえ幸せで、二人は笑いあった。
< 387 / 413 >

この作品をシェア

pagetop