やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
「俺、あっちで寝るから」
和哉は莉緒が落ち着くと莉緒の髪をくしゃくしゃにして頭を撫でて寝室を出た。

莉緒は和哉の落ち着くにおいに包まれながら眠れぬ夜を過ごした。



「おはようございます・・・」
寝室の扉を開けるとそこにはスウェット姿のままの和哉がキッチンに立っていた。
改めて和哉の部屋を見るとかなり広く必要最低限の家具しか置かれていない、清潔感のある部屋だった。

「シャワー使え。服乾いてる。」
「ありがとうございます・・・。」
「こっち」
和哉は莉緒を浴室に案内する。
「適当につかえ」
「・・はい・・・」
「男もんしかないけど。」
「・・・大丈夫です・・・」
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