堕とされて、愛を孕む~極上御曹司の求愛の証を身ごもりました~
驚いてただ目を瞬かせる私の耳に、世良さんの不機嫌そうな低い声が囁く。
「あの女の言ったこと……図星を突かれたようで、だから余計に腹が立った」
「図星……?」
友里恵さんの語った話の中に、真実が紛れているというの? でも、あれは全部彼女の勝手な想像じゃ――。
そんなことを考えていたら、不意に世良さんの腕にぎゅっと力が込められて。
「好きだ」
突然告げられた彼の想いに、一瞬頭が真っ白になった。
世良さんが、私を好き? 嘘でしょ? だって、今まで全然そんなそぶりなかったよね……?
抱きしめられたまま動揺していると、そっと体を離した彼に顔を覗き込まれる。世良さんは困り果てた私の顔を見て、ふっと苦笑した。
「お前の気持ちはわかってる。ここでほかの男になびくような女だったら、そもそも好きになってない。……でも、弱っているお前を見ていたら伝えずにはいられなかった。悪いな、驚かせて」
「いえ……」
いまだに状況が処理しきれずただ首を横に振った私に、世良さんは吹っ切れた調子で語る。