堕とされて、愛を孕む~極上御曹司の求愛の証を身ごもりました~

「な、なによこれ……まさかこの間の高飛車ポニテ女のせい?」
「だろうな。……しかし、こうまで拡散されているのを見ると、単独犯でもなさそうだ。根性の悪い女だとは思ったが、さすがに悪質だな。名誉棄損だ」

 私のせいだ……。私のせいで、お店にもふたりにも大きな迷惑が……。

 申し訳ない思いでいっぱいになった私は、難しい顔でタブレットを睨む世良さんと上尾さんに、ぺこっと頭を下げて謝罪する。

「ごめんなさい……! 私が恨みを買ったせいで……」
「なに言ってるのよ瑠璃ちゃん。悪いのはポニテ女よ!」
「まったくだ。神谷が謝る必要はこれっぽっちもない。しかし、婚約者には一度相談した方がいいんじゃないか? こんなことをする女だと知ったら、たとえ友人でも黙ってはいないだろう。なにより、お前という一番大切な存在が傷つけられているんだ」

 ふたりとも私を責めずにむしろ庇ってくれるけれど、罪悪感は拭えない。

「でも……このまま店にお客さんが来なかったらどうするんですか?」
「その時はその時よ。私は他の仕事を探すだけだし……世良さんだって独身だもの、なんとかなるわよ」

 上尾さんが強気に言って、「ねっ?」と世良さんに同意を求める。

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