堕とされて、愛を孕む~極上御曹司の求愛の証を身ごもりました~
【体調はどう? 今日は疲れているだろうからゆっくり眠ってほしい。俺は瑠璃と再会できた興奮で、なかなか寝付けそうにないが】
志門さんらしい、甘く優しいメッセージに思わずにやけてしまう。
このひと月、志門さんは待てど暮らせど私からの連絡がないことに焦れていて、メモと名刺だけを残してホテルを去った自分の行動を『あんなキザったらしいやり方をするんじゃなかった』と後悔していたらしい。
病院でそれを語った時の彼は年上なのにかわいらしくて、そういえばウィーンでも、志門さんが時折見せるこうした隙に惹かれていたんだと思い出した。
【体調はだいぶ回復しました。夕飯も久しぶりにまともに食べられて、顔色がよくなった気がします】
そう返信すると、すぐに既読がついてまたメッセージが来る。
【よかった。もっと元気になったら食事でもしよう。これからのこと、ゆっくりふたりで話し合いたい】
【わかりました。がんばって早く元気になりますね】