世界No.1の総長と一輪の花 ホワイトデー特別編
だけど花莉は2回、3回、4回やっても取れなくて……。
最後のつもりでやった5回目で、一気に2つゲットすることができた。
「やったな」
「待たせてごめんね…!お詫びに詩優には“やーくん”あげる!」
花莉が手渡してきたのは今とったばかりのぬいぐるみキーホルダー。
耳が垂れた黒い犬で、よく見ると首には青の首輪がついていた。
“やーくん”?
もう名前決まったのか?
「花莉が頑張って取ったんだから、このやーくん?も一緒に持ってろよ」
「やーくんは詩優のところにいたいんだって!」
返そうとしたら、それを制されてしまい。
「さんきゅ」
ありがたくもらっておくことにした。
「こっちの子は“ぜーくん”っていうんだよ!!」
にこにこ笑顔で言う花莉。2つ取れたからかなりご機嫌だ。
花莉の手には取れたばかりのぬいぐるみキーホルダー。
耳が垂れた黒い犬。だけど、俺がもらったのとは首輪の色が違くて、花莉のは赤の首輪。