転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
「ローデンヴァルト先生も、やっぱり、眼鏡はかけていないほうがいいと思う?」

「なぜ、そう思う?」

「両親に、言われたことがあって。眼鏡をしていると、垢抜けなくて、華がないように見えるみたいで」

「別に眼鏡があってもなくても、認識は変わらない。ただ、今日のドレスと眼鏡が、合わないと思ったから、魔法薬を与えたまでだ」

ぶっきらぼうな様子で言って、顔を逸らす。眼鏡はローデンヴァルト先生の胸ポケットに収まった。懇談パーティーが終わるまで、預かってくれるようだ。

眼鏡があってもなくても認識は変わらない。そういうふうに言ってくれると、安心して眼鏡をかけていられる。心の中で、盛大に感謝してしまった。

「そろそろ戻るか」

このまま薬草園で薬草の世話や魔法薬について話を聞きたい気もしたが、一応、招待された以上社交を行わないといけない。

未来の旦那様探しだって、忘れてはいない。付添人も、首を長くして待っているだろう。
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