転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
「ローデンヴァルト先生、あれ、本当に竜なの?」

「知らん」

なんだか、“魔法学校のエーデルシュタイン”に登場していた竜とは、若干デザインが異なる気がする。幼体でも、あんなにコロコロしていなかった。

「あれ、竜じゃないのかも?」

「だったら、なんなんだ?」

「モチモチ・コドモ・トカゲ」

私の発言を聞いたフロレンツィアが、ぶはっと噴きだす。貴族のお嬢様にあるまじき、笑いぷりだった。

「ちょっとグレーテ。笑わせないでいただける?」

「いや、私は真面目に竜じゃないかもって思ったまでで」

お喋りしているうちに、戦闘は佳境となる。

なんと、コカトリスが大接近したのだ。至近距離で、毒のブレスを吐こうとしている。

「きゃあ!!」

ニコラは腰を抜かしてしまった。

このままでは、ニコラの眼前で毒のブレスが吐かれてしまう。駆け寄ろうとしたが、ローデンヴァルト先生に腕を掴まれてしまった。
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