転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
「さあさあ、話はこれで終わりだ。あとは、死んでもらおうか!」

学園長は周囲に漂っていた黒い靄を操り、襲いかかってくる。

「きゃあ!」

「フロレンツィア!!」

黒い靄はフロレンツィアの体に巻き付き、自由を奪った。ついでに、ルビーを奪い取る。

「ルビーちゃん!!」

あっという間に、ルビーは学園長の手中に収まってしまった。

黒い靄は私やニコラにも、まとわりつく。しかし、しだいに蒸発してなくなった。

胸が、熱い。何かと思ったら、魔除けのペンダントが光っていた。

これは以前、ローデンヴァルト先生にもらったものである。どうやら、闇魔法から守る力があったらしい。おかげで、助かった。

ローデンヴァルト先生は、腰ベルトに刺していたナイフで学園長に斬りかかる。しかし、ナイフは黒い靄に奪われ、ナイフも奪われてしまった。

黒い靄はナイフを巧みに操り、ローデンヴァルト先生の肩を切りつける。

「ぐうっ!!」

肩から血が吹き出て、学園長の頬に飛び散った。にやりと、不気味に微笑む。

「弱っちいのに、ナイフなんか振り回すから、こうなるのですよ」

「それは、こっちの台詞だ!」

「なんだと?」

学園長が言葉を返した瞬間、血を吐き出す。

「先ほど、血に猛毒を巡らせる魔法薬を飲んだ。体が、動かないだろう?」

「アルノルト・ローデンヴァルト、お前は――!!」

「殺す、つもりはない。永遠に、牢獄で、苦しめ!」
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