転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
しかし、鼠妖精の返答は思いがけないものだった。

『村にいるよりも、いい暮らしができまちゅの』

「そ、そう」

双方納得の上で、契約を交わしているようだ。

なんでも、炊事に洗濯、掃除などの身辺の世話をしているらしい。街に買い物に行くこともあるようだ。

『ご主人様は、とても親切でちゅ』

『不自由はしていないのでちゅう』

『お給金も、たくさんくれまちゅの』

なんというか、冷徹そうな印象があるアルノルト・ローデンヴァルトが、こんな可愛らしい妖精と契約しているなんて意外だ。

『今、クッキーを焼いていまちゅ』

『もう少し、お待ちくださいでちゅう』

『おいしい紅茶も、お淹れしまちゅわ』
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