俺様天然男子
『とりあえず…トイレ行くね』と言って、部屋を出て行った。



なんてことしちゃったんだ、俺…。



雛森に帰って欲しくなかったのかな…。



なんだか寒くて、ぶるっと身震い。



布団の上でグシャッとなってるジャージを羽織った。



「起きた?」

「母さん…」

「由乃ちゃんにお礼言うんだよ?看病してくれたんだからね」

「雛森、怒ってた…」

「怒ってないよ。呆れてただけだから。ご飯、食べられる?」

「いらないから…雛森、お風呂に入れて、ご飯食べさせる…」

「わかった。用意しておくね」



トイレに行っていた雛森が戻ってきて。



俺、呆れられたのか…。



嫌いになったかな…。



「雛森…」

「ん?」

「ごめんね…?」

「怒ってないってば」

「だけど…」

「理音くん、熱あったし、いつもと違ってた。だけど、そういう理音くんも理音くんなんだよね。あたしね、理音くんが殺人鬼でも嫌いになれないよ」



きゅん…。



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