猫になんてなれないけれど
「な、なにがですか」

「真木野さん、猫カフェに行ったことがないでしょう。今度、一緒に行きましょう」

「ええっ!?」


(冨士原さんと二人で猫カフェ!?なんでそんな展開に!?)


「い、いえ、あの・・・・・・大丈夫です」

「真木野さんが大丈夫でも、私の気が収まらないので。行きましょう」


(え、ええー・・・・・・)


それからは、なにを言っても冨士原さんは聞かなくて。

連絡先を交換し、来週の日曜日に猫カフェに行くという約束を無理矢理交わされたのだった。




< 41 / 169 >

この作品をシェア

pagetop