白雪姫に極甘な毒リンゴを 3 (桃華の初恋編)
何をやっているんだろうな……
私……
『仮の彼女になる』って言ったのは
私の方からなのに。
どうせ彼女になれないなら
十環先輩が卒業するまで
傍にいられればいいって
思っていたはずなのに。
十環先輩の笑顔を近くで見ていると
それだけじゃ満足できない
自分が顔を出す。
身の程知らずで。
欲張りで。
そんな自分が、大嫌い。
私は教室に入り、自分の席に座ると
情けない顔を
誰にも顔を見られたくなくて
机に顔を伏せた。