白雪姫に極甘な毒リンゴを 3 (桃華の初恋編)

「来て!」


「え?」


 見上げると
 はぁはぁと息をきらせた十環先輩が。


「いいから、お弁当を持って来て!」


「でも……六花と……」


「りっちゃん、ごめん。
 どうしても今
 桃ちゃんを借りたいんだけど、良い?」


「もちろんですよ。
 桃ちゃん、行ってらっしゃい」


 六花はとびきりの笑顔を
 私に向けると
 私のお弁当が入った袋を
 手渡してくれた。

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