同じ空の下~想い描いた2人の夢~
「お前ら、ふざけてんのか?」とお兄ちゃんは怒る。
周りを見渡した主将が、
「俺、1番受けます!主将として」と言った。
そうこなくっちゃ!私は内心ホッとした。
私はマウンドに立つ。1つ深呼吸してした。
お兄ちゃんはマスクだけ、借りたみたいで、来い!と構えてくれる。
私は軽く肩を上下に揺らし、力を抜いて大きく振りかぶった。
そして、私はフォーシームから攻めた。
バックスピンのかかったボールは、ゴォォと言う効果音がつきそうなほどの勢いの増すボールはお兄ちゃんの構えるミットに吸い込まれるようにして収まった。
「…一発めから本気かよ…」とボソッと言ってる主将。
全く手が出なかったらしく、バットはピクリとも動かなかった。
計測計の数値は142㎞と出ていた。
「あ?マジかよ…ストレートそんなに出んの?」と部員から声が飛ぶ。
「だから言ったじゃん!俺の妹なめんなって」とお兄ちゃんは笑っていた。
私は主将を相手に、ストレートを始め、スライダー(横向き回転)、チェンジアップ(あまり回転をかけずに減速しながら沈んでいく)を投げ込んだ。
主将のバットはほとんどあたりもしなかった。
そのあと、部員たちが次々と受けるが中々私のボールはバットに当たらない。
それもそのはず。
私はストレートだけでも4種類を使いわける。加えて、スライダー、チェンジアップ、シュート(利き腕方向に曲がる変化球)、カーブもスローカーブ(横にも大きく曲がる)、ドロップカーブ(垂直に大きく変化する)をマスター、シンカー(同じ軌道で球速だけを落とす)、フォークボール(打者の手前で落ちる)、ナックル(回転を抑え不規則に変化しながら落ちる)をマスターした。
そして、今はスプリットフィンガードファーストボール通称、SFF(フォークより変化の幅が少ない)を練習している。
皆は呆気にとられていた。
「ほらな!言っただろう!」とお兄ちゃんは嬉しそうに言う。
そのあとは、いつも通り練習が続けられて終わっていた。
終わった後、「やっぱ、生で見てたら凄いなー。すげぇ数の球種マスターしたんだね!」と春馬先輩は言ってくれた。
「ありがとうございます。私!頑張りますね」と笑うと優しく頭を撫でてくれた。
「樹~帰るぞ?」とお兄ちゃんが声をかけてくれたんだけど、
「ごめん!先帰ってて。まだやることあるから」と私は言ってお兄ちゃんに先に帰ってもらった。
「やること?」と聞いてくる春馬先輩を他所に、私は終わった後の日課、マネージャーの仕事として、用具の片付け及び点検、部室の掃除、その他皆の練習の記録解析等をそつなくこなした。
「…なんでそこまで出来んの?」春馬先輩にそう聞かれてしまう。
「…だって…ワンチームでしょ?一人でも欠けたら出来ない。それはマネージャーだって一緒だと思うんだ。私はあくまで助っ人、練習中のマネージャーは彼女に任せられても、後のことは私がやって来たのよ?雑用でも、皆が明日も気持ち良く練習出きるように、私に出来ることはちゃんとしたいから」私はそう答えた。
「そっか…ありがとうな。改めて…」と春馬先輩が言ってくれた。
「…アイツだって…ちゃんとわかってると思うんだ。どこかで受け入れがたいんだと思う。正直じゃないから…」と春馬先輩は言った。
「知ってますよ。誰よりも野球に熱い人。努力家で負けず嫌い、大好きな野球に命かけてる人だって感じてます。だから、そんな主将に助っ人として認められたいんです!女だとか関係なく…」
これが私の本音だった。
「うん!絶対甲子園行こうな!」そう言って春馬先輩はもう一度優しく頭を撫でてくれた。
そして、私たちは笑いあいながら、部室を後にした。
私はそのまま送ってもらって帰宅した。
周りを見渡した主将が、
「俺、1番受けます!主将として」と言った。
そうこなくっちゃ!私は内心ホッとした。
私はマウンドに立つ。1つ深呼吸してした。
お兄ちゃんはマスクだけ、借りたみたいで、来い!と構えてくれる。
私は軽く肩を上下に揺らし、力を抜いて大きく振りかぶった。
そして、私はフォーシームから攻めた。
バックスピンのかかったボールは、ゴォォと言う効果音がつきそうなほどの勢いの増すボールはお兄ちゃんの構えるミットに吸い込まれるようにして収まった。
「…一発めから本気かよ…」とボソッと言ってる主将。
全く手が出なかったらしく、バットはピクリとも動かなかった。
計測計の数値は142㎞と出ていた。
「あ?マジかよ…ストレートそんなに出んの?」と部員から声が飛ぶ。
「だから言ったじゃん!俺の妹なめんなって」とお兄ちゃんは笑っていた。
私は主将を相手に、ストレートを始め、スライダー(横向き回転)、チェンジアップ(あまり回転をかけずに減速しながら沈んでいく)を投げ込んだ。
主将のバットはほとんどあたりもしなかった。
そのあと、部員たちが次々と受けるが中々私のボールはバットに当たらない。
それもそのはず。
私はストレートだけでも4種類を使いわける。加えて、スライダー、チェンジアップ、シュート(利き腕方向に曲がる変化球)、カーブもスローカーブ(横にも大きく曲がる)、ドロップカーブ(垂直に大きく変化する)をマスター、シンカー(同じ軌道で球速だけを落とす)、フォークボール(打者の手前で落ちる)、ナックル(回転を抑え不規則に変化しながら落ちる)をマスターした。
そして、今はスプリットフィンガードファーストボール通称、SFF(フォークより変化の幅が少ない)を練習している。
皆は呆気にとられていた。
「ほらな!言っただろう!」とお兄ちゃんは嬉しそうに言う。
そのあとは、いつも通り練習が続けられて終わっていた。
終わった後、「やっぱ、生で見てたら凄いなー。すげぇ数の球種マスターしたんだね!」と春馬先輩は言ってくれた。
「ありがとうございます。私!頑張りますね」と笑うと優しく頭を撫でてくれた。
「樹~帰るぞ?」とお兄ちゃんが声をかけてくれたんだけど、
「ごめん!先帰ってて。まだやることあるから」と私は言ってお兄ちゃんに先に帰ってもらった。
「やること?」と聞いてくる春馬先輩を他所に、私は終わった後の日課、マネージャーの仕事として、用具の片付け及び点検、部室の掃除、その他皆の練習の記録解析等をそつなくこなした。
「…なんでそこまで出来んの?」春馬先輩にそう聞かれてしまう。
「…だって…ワンチームでしょ?一人でも欠けたら出来ない。それはマネージャーだって一緒だと思うんだ。私はあくまで助っ人、練習中のマネージャーは彼女に任せられても、後のことは私がやって来たのよ?雑用でも、皆が明日も気持ち良く練習出きるように、私に出来ることはちゃんとしたいから」私はそう答えた。
「そっか…ありがとうな。改めて…」と春馬先輩が言ってくれた。
「…アイツだって…ちゃんとわかってると思うんだ。どこかで受け入れがたいんだと思う。正直じゃないから…」と春馬先輩は言った。
「知ってますよ。誰よりも野球に熱い人。努力家で負けず嫌い、大好きな野球に命かけてる人だって感じてます。だから、そんな主将に助っ人として認められたいんです!女だとか関係なく…」
これが私の本音だった。
「うん!絶対甲子園行こうな!」そう言って春馬先輩はもう一度優しく頭を撫でてくれた。
そして、私たちは笑いあいながら、部室を後にした。
私はそのまま送ってもらって帰宅した。