同じ空の下~想い描いた2人の夢~
「乃木、そんな緊張すんな!大丈夫だから、思い切り、練習の成果ぶつけてこい!」と春馬先輩が送り出す。
私は乃木くんに「大丈夫!」と言って手を握った。
乃木くんは頷いてマウンドに向かった。
「お前ら、しっかり乃木のこと、サポートしてやってくれよ?」と春馬先輩が言うと、
「当たり前やん!俺らをなめんな!ほら、お前ら行くぞ!」と主将が声をかけて、主将らは守備に散った。
「樹、お前はしっかり試合見て、分析してやれ」と春馬先輩に言われて、私は頷いた。
乃木くんの1球め、スピードはまずまず出たもののまだまだパワーが足りない。
震えてるのか、ボールの軌道が甘い。
確かにあれは逆に打ちにくいが…。
案の定、バッターは豪快に空振りした。
ハートは強いって言ってたけど…メンタル弱いのね。
あれは、メンタル鍛えるべきだったな。
私は乃木くんが投げる球をひたすら見続けた。
コントロールが乱れていたため、一人めは歩かせる形になってしまった。
さ、ここからが乃木くん、腕の見せ所よ?ランナーを1人置いてノーアウトどう投げる?私は生唾を飲み込み、見守った。
乃木くんの二人めの相手には、見事なストレートが決まった。スピードも130は出ている。
本調子とまでは行かないけど、二人めにこれくらいの球投げられたら充分だと思う。
それから徐々に調子が整い始める乃木くん。
「どうだ?」とお兄ちゃんが私に聞いてきた。
「…まだまだ甘いけど…調子上がってきたのか、少し良くなったわね」と私が言うと、
「今のボールは…」とお兄ちゃん
「フォークボールね。あの子のフォーク中々よ?」と私は言う。
「…頼もしいな」と春馬先輩は言った。
「安定して、速度も上がってきたわね。精度も軌道も戻りつつあるわ。何より何球か投げて自信ついたのかしらね?目付きも変わったわ」と私が言った直後、
乃木くんは三振を取った。
思わずガッツポーズをする私と春馬先輩。
その後もゴロはあってもヒットになることはなく、最後はセンターフライになり、一回は終わった。
戻ってきた皆はワイワイ騒ぐが、乃木くんだけは大人しかった。
「…乃木くん?」と私が声をかけると、ビクッと一瞬なって
「…俺…怖かった」と言った。
「何で?」と聞く主将。
「ここで負けたらって…あんなに必死に、先輩にまで助っ人に入って貰ったのに甲子園さえ行けなくなるんじゃないかって…怖くて…震えてた」と乃木くんは言った。
「練習もだけど、メンタル強化するべきだだったな」と主将が言う。
「俺らをなめんなっていってんだろう?何ビビってんだよ!お前のボールはちゃんと俺が全部取るから安心しな。どんな乱投でもな」とキャッチャーが言う。
「そうだぞ!0点に抑えようとするから怖いんだ。5点くらいなら返せるよな?お前ら。点取られても取り返せればいいんだ。だから冷静な判断で投げてくれ」と主将は言った。
「私もそう思うよ。二人めくらいからは安定してきてたし、精度も軌道も悪くなかった。もちろん、スピードも…だから自信持って戦っておいで。全力で、たとえ、その結果が悪かったとしても、全力で戦えば悔いは残らないわ」と私は言った。
そんな話をして、裏(私たち)の攻撃が始まった。
私は乃木くんに「大丈夫!」と言って手を握った。
乃木くんは頷いてマウンドに向かった。
「お前ら、しっかり乃木のこと、サポートしてやってくれよ?」と春馬先輩が言うと、
「当たり前やん!俺らをなめんな!ほら、お前ら行くぞ!」と主将が声をかけて、主将らは守備に散った。
「樹、お前はしっかり試合見て、分析してやれ」と春馬先輩に言われて、私は頷いた。
乃木くんの1球め、スピードはまずまず出たもののまだまだパワーが足りない。
震えてるのか、ボールの軌道が甘い。
確かにあれは逆に打ちにくいが…。
案の定、バッターは豪快に空振りした。
ハートは強いって言ってたけど…メンタル弱いのね。
あれは、メンタル鍛えるべきだったな。
私は乃木くんが投げる球をひたすら見続けた。
コントロールが乱れていたため、一人めは歩かせる形になってしまった。
さ、ここからが乃木くん、腕の見せ所よ?ランナーを1人置いてノーアウトどう投げる?私は生唾を飲み込み、見守った。
乃木くんの二人めの相手には、見事なストレートが決まった。スピードも130は出ている。
本調子とまでは行かないけど、二人めにこれくらいの球投げられたら充分だと思う。
それから徐々に調子が整い始める乃木くん。
「どうだ?」とお兄ちゃんが私に聞いてきた。
「…まだまだ甘いけど…調子上がってきたのか、少し良くなったわね」と私が言うと、
「今のボールは…」とお兄ちゃん
「フォークボールね。あの子のフォーク中々よ?」と私は言う。
「…頼もしいな」と春馬先輩は言った。
「安定して、速度も上がってきたわね。精度も軌道も戻りつつあるわ。何より何球か投げて自信ついたのかしらね?目付きも変わったわ」と私が言った直後、
乃木くんは三振を取った。
思わずガッツポーズをする私と春馬先輩。
その後もゴロはあってもヒットになることはなく、最後はセンターフライになり、一回は終わった。
戻ってきた皆はワイワイ騒ぐが、乃木くんだけは大人しかった。
「…乃木くん?」と私が声をかけると、ビクッと一瞬なって
「…俺…怖かった」と言った。
「何で?」と聞く主将。
「ここで負けたらって…あんなに必死に、先輩にまで助っ人に入って貰ったのに甲子園さえ行けなくなるんじゃないかって…怖くて…震えてた」と乃木くんは言った。
「練習もだけど、メンタル強化するべきだだったな」と主将が言う。
「俺らをなめんなっていってんだろう?何ビビってんだよ!お前のボールはちゃんと俺が全部取るから安心しな。どんな乱投でもな」とキャッチャーが言う。
「そうだぞ!0点に抑えようとするから怖いんだ。5点くらいなら返せるよな?お前ら。点取られても取り返せればいいんだ。だから冷静な判断で投げてくれ」と主将は言った。
「私もそう思うよ。二人めくらいからは安定してきてたし、精度も軌道も悪くなかった。もちろん、スピードも…だから自信持って戦っておいで。全力で、たとえ、その結果が悪かったとしても、全力で戦えば悔いは残らないわ」と私は言った。
そんな話をして、裏(私たち)の攻撃が始まった。