同じ空の下~想い描いた2人の夢~
「…ずっとね。お兄ちゃん、幸哉さんのそばにいたんだ。大好きで誰よりも、大切にしてた。イジメにあってもお兄ちゃんが守ってたみたいでね、幸哉さんは私を大事にしてくれた。ホントの妹みたいに…」と私は言ってしまう。
「…まぁ、そうなんだよ。だからさ、理解されてるのは羨ましいし、いいと思うんだよ。ちゃんと、憑依型だ!って言っても。それに皆知ってる方が対策とかしやすいしね。まあ、コントロールして抜いたり、入れたりは可能で、憑依されてても記憶は残ってるんだろうけど!それに、そんなに優れてるんだから、コンプレックスにしとくのはもったいないだろ?ちゃんと武器として使わなくちゃ!」と幸哉さんは言った。
幸哉さんの言葉は深みがあって、ちゃんと乃木くんの心にも届いたみたいだった。
「そうですよね!ありがとうございます。これからは逃げずにちゃんと向き合って胸張って憑依することが最大の武器だって言えるように、これからも練習いっぱいします!努力することを諦めません!」と乃木くんは言った。
「…そこまで言えるなら問題無いわね!私はあなたを先輩として全力で守るわ」と私は言った。
「うっし、なら大丈夫!そろそろ帰ろうか。送ってく」と幸哉さんは言った。
「…あ、俺はいいです。1人で帰れるんで、先輩、また明日ね」と乃木くんは言って去っていった。
私はその背中を見送った。
「男前やん。あの子…」と幸哉さんは言う。
「うん。そうだね、頼もしい後輩だよ」と私は言う。
「…けど、自分の行動と発言気を付けろよ?それで傷つくやつもいるんだからな」と幸哉さんは言った。
私はその意味を理解していなかった。
私たちは歩きながらグラウンドを後にした。
「で、彼氏とは順調なのか?」と幸哉さんはいきなり言ってきた。
「はい?彼氏って誰のこと…?」と私。
「えっ?あ、まだ付き合って無かったのかよ?わりぃ。ならいっそのこと俺にしちゃわない?」と幸哉さんは言い出した。
「…幸哉さん…それ本気で言ってます?」と私が言うと、
「本気で言ってたらアキに殺されるだろう?まぁ、嘘ではいないけどな。俺はお前のこと好きだしな?」と幸哉さんは笑ったので、私もつられて笑ってしまった。
幸哉さんが私を好き?どういう意味なんだろう? 疎い私にはそんな事わかるはずもなかった。
校門を出たところに停めてあった車に乗り込むと、「ほら、早く乗れよ?」と私を誘導した。
高級そうな外車だった。
車に詳しい訳じゃないけど高そうなことくらいはわかった。
緊張しながら助手席に座った私。
「…なんか緊張してない?」と幸哉さんが聞いてくる。
「だって…まさかこんな高そうな外車で来てるって思わなかったし…」と私が言うと、
「…そうか?アキはこんな車乗ってない?」と笑いながら言う幸哉さん。
「うん。だってお兄ちゃん、あんまり車乗らないし、軽の日本車だもん」と私が言うと、
「そうか、そうか。ってか緊張するのは、俺の横だからとか言ってほしかったんだけどなぁ~」と幸哉さんは言う。
そっか。よく考えたらそうだよね。
男性と二人きりの車内だもんね。でも、幸哉さんだもん。緊張とか無いな…
「…今、俺だから緊張は無いなって思っただろ?まぁ、彼氏には緊張するんだろうけどな」と幸哉さんは笑った。
幸哉さんが言う『彼氏』とは春馬先輩のことだって分かってる。
幸哉さんにはホントに色々バレてる。多分お兄ちゃんがバラしてると思うけど。
少しして「ほら、着いたぞ!」と幸哉さんに言われて私は車を降りた。
「あ、ありがとうございます。良かったら上がっていきませんか?」と私は言ったんだけど、
「いや、帰るよ。アキによろしく言っといて」そう言い残すと、幸哉さんは去っていった。
「ただいま~」と私が家に入ると、
「お帰り。あ、アイツ帰ったのか?上がれば良かったのに…」とお兄ちゃんが迎えてくれた。
「うん。そう言ったんだけど、帰るって。お兄ちゃんによろしく言っといてって」と私が言うと、
「そっか」と一言お兄ちゃんは言った。
それ以上の会話は特になく、この日は終わった。
「…まぁ、そうなんだよ。だからさ、理解されてるのは羨ましいし、いいと思うんだよ。ちゃんと、憑依型だ!って言っても。それに皆知ってる方が対策とかしやすいしね。まあ、コントロールして抜いたり、入れたりは可能で、憑依されてても記憶は残ってるんだろうけど!それに、そんなに優れてるんだから、コンプレックスにしとくのはもったいないだろ?ちゃんと武器として使わなくちゃ!」と幸哉さんは言った。
幸哉さんの言葉は深みがあって、ちゃんと乃木くんの心にも届いたみたいだった。
「そうですよね!ありがとうございます。これからは逃げずにちゃんと向き合って胸張って憑依することが最大の武器だって言えるように、これからも練習いっぱいします!努力することを諦めません!」と乃木くんは言った。
「…そこまで言えるなら問題無いわね!私はあなたを先輩として全力で守るわ」と私は言った。
「うっし、なら大丈夫!そろそろ帰ろうか。送ってく」と幸哉さんは言った。
「…あ、俺はいいです。1人で帰れるんで、先輩、また明日ね」と乃木くんは言って去っていった。
私はその背中を見送った。
「男前やん。あの子…」と幸哉さんは言う。
「うん。そうだね、頼もしい後輩だよ」と私は言う。
「…けど、自分の行動と発言気を付けろよ?それで傷つくやつもいるんだからな」と幸哉さんは言った。
私はその意味を理解していなかった。
私たちは歩きながらグラウンドを後にした。
「で、彼氏とは順調なのか?」と幸哉さんはいきなり言ってきた。
「はい?彼氏って誰のこと…?」と私。
「えっ?あ、まだ付き合って無かったのかよ?わりぃ。ならいっそのこと俺にしちゃわない?」と幸哉さんは言い出した。
「…幸哉さん…それ本気で言ってます?」と私が言うと、
「本気で言ってたらアキに殺されるだろう?まぁ、嘘ではいないけどな。俺はお前のこと好きだしな?」と幸哉さんは笑ったので、私もつられて笑ってしまった。
幸哉さんが私を好き?どういう意味なんだろう? 疎い私にはそんな事わかるはずもなかった。
校門を出たところに停めてあった車に乗り込むと、「ほら、早く乗れよ?」と私を誘導した。
高級そうな外車だった。
車に詳しい訳じゃないけど高そうなことくらいはわかった。
緊張しながら助手席に座った私。
「…なんか緊張してない?」と幸哉さんが聞いてくる。
「だって…まさかこんな高そうな外車で来てるって思わなかったし…」と私が言うと、
「…そうか?アキはこんな車乗ってない?」と笑いながら言う幸哉さん。
「うん。だってお兄ちゃん、あんまり車乗らないし、軽の日本車だもん」と私が言うと、
「そうか、そうか。ってか緊張するのは、俺の横だからとか言ってほしかったんだけどなぁ~」と幸哉さんは言う。
そっか。よく考えたらそうだよね。
男性と二人きりの車内だもんね。でも、幸哉さんだもん。緊張とか無いな…
「…今、俺だから緊張は無いなって思っただろ?まぁ、彼氏には緊張するんだろうけどな」と幸哉さんは笑った。
幸哉さんが言う『彼氏』とは春馬先輩のことだって分かってる。
幸哉さんにはホントに色々バレてる。多分お兄ちゃんがバラしてると思うけど。
少しして「ほら、着いたぞ!」と幸哉さんに言われて私は車を降りた。
「あ、ありがとうございます。良かったら上がっていきませんか?」と私は言ったんだけど、
「いや、帰るよ。アキによろしく言っといて」そう言い残すと、幸哉さんは去っていった。
「ただいま~」と私が家に入ると、
「お帰り。あ、アイツ帰ったのか?上がれば良かったのに…」とお兄ちゃんが迎えてくれた。
「うん。そう言ったんだけど、帰るって。お兄ちゃんによろしく言っといてって」と私が言うと、
「そっか」と一言お兄ちゃんは言った。
それ以上の会話は特になく、この日は終わった。