同じ空の下~想い描いた2人の夢~
翌日、何故か久しぶりにスッキリ目覚めた私。
今日は緊張というより、楽しみが勝っていて鼻歌を歌いながら準備を始めた。
階段を下りて、顔を洗い、食卓に着くと、
「おはよう、樹。あらあら、今日は随分楽しそうね!」とお母さんは言いながら朝食の準備をしてくれた。
「おはよう」とお父さんは一言、言うだけでコーヒー飲みながら新聞を読んでいた。
お兄ちゃんは「おはよう。朝から元気だね!」と言いながらサクッと朝食を食べ終え、タブレットを見ながらコーヒーを飲んでいた。
いつもと変わらない朝だ。
「…で、何かあるのか?」とお兄ちゃんは聞いてきた。
「今日から春馬先輩投げるんだよ!もう楽しみすぎて!」と私が言うと、
「…そうか。まぁ甲子園まで後3試合だもんな?きっちり調整しないとな。あ、けど無理はさせてやるなよ?ケガも完全に完治した訳じゃ無いだろう?無理したら悪化することもある」とお兄ちゃんに冷静に言われて、
「わかってる!」と私は返した。
「…にしても、よくそこまで大怪我したのにまだやりたいって思えるね~。普通嫌になるよ?不安になったり、トラウマになったり、恐怖で野球出来なくなったり…」とお兄ちゃんは言った。
その時初めて私はお兄ちゃんの言ってることの意味の深さと重さを感じた。
私は大きなケガはしてこなかった。
野球が大好き過ぎてキライになる、怖くなる、出来なくなるなんてこと考えたことも無かった。
でも、そうなんだ。実際、そうして夢を諦めた選手や学生もいるってことなんだよね。
私は恵まれてるんだ。野球を愛し、野球に愛された選ばれしモノくらい感じてても良いのよね?
叶わなかった夢は実力だけじゃないんだよね。
ケガとか色んなモノで叶えたくても叶えられなくなった人もいるんだよね。
私はその想いをちゃんと背負わなくちゃいけないんだね。
私たちに負けたチームの人も、目指してたものを閉ざされた人だし。
春馬先輩みたいに出たいのにケガに見舞われて試合に出られ無かった人もいる…
私は試合に出られてラッキーなんだ。
ちゃんとその事を理解しとかなくちゃいけない。
「お兄ちゃん!私。絶対甲子園に夢繋ぐよ。涙を流した多くの人たちの分も!思い切り楽しみながら頑張る。絶対諦めない!」私はお兄ちゃんにそう宣言した。
「そうだな。頑張ってこい!甲子園は幸哉と一緒にスタンドで応援してやるからな!」とお兄ちゃんは言いながら笑って私の頭を優しくポンポンした。
そんな状況を微笑ましそうに見守ってたお父さんとお母さん。
「よし!じゃ、早く食べてしっかり頑張ってきなさい!遅刻しないようにね?」とお母さんに言われて、私は朝食を取った。
その後、歯磨きして、髪をセットして
「行ってきまーす」と元気に家を出た。
お兄ちゃんとお母さんは玄関まで見送りに来てくれて、お父さんは仕事に行く準備をしていた。
今日は緊張というより、楽しみが勝っていて鼻歌を歌いながら準備を始めた。
階段を下りて、顔を洗い、食卓に着くと、
「おはよう、樹。あらあら、今日は随分楽しそうね!」とお母さんは言いながら朝食の準備をしてくれた。
「おはよう」とお父さんは一言、言うだけでコーヒー飲みながら新聞を読んでいた。
お兄ちゃんは「おはよう。朝から元気だね!」と言いながらサクッと朝食を食べ終え、タブレットを見ながらコーヒーを飲んでいた。
いつもと変わらない朝だ。
「…で、何かあるのか?」とお兄ちゃんは聞いてきた。
「今日から春馬先輩投げるんだよ!もう楽しみすぎて!」と私が言うと、
「…そうか。まぁ甲子園まで後3試合だもんな?きっちり調整しないとな。あ、けど無理はさせてやるなよ?ケガも完全に完治した訳じゃ無いだろう?無理したら悪化することもある」とお兄ちゃんに冷静に言われて、
「わかってる!」と私は返した。
「…にしても、よくそこまで大怪我したのにまだやりたいって思えるね~。普通嫌になるよ?不安になったり、トラウマになったり、恐怖で野球出来なくなったり…」とお兄ちゃんは言った。
その時初めて私はお兄ちゃんの言ってることの意味の深さと重さを感じた。
私は大きなケガはしてこなかった。
野球が大好き過ぎてキライになる、怖くなる、出来なくなるなんてこと考えたことも無かった。
でも、そうなんだ。実際、そうして夢を諦めた選手や学生もいるってことなんだよね。
私は恵まれてるんだ。野球を愛し、野球に愛された選ばれしモノくらい感じてても良いのよね?
叶わなかった夢は実力だけじゃないんだよね。
ケガとか色んなモノで叶えたくても叶えられなくなった人もいるんだよね。
私はその想いをちゃんと背負わなくちゃいけないんだね。
私たちに負けたチームの人も、目指してたものを閉ざされた人だし。
春馬先輩みたいに出たいのにケガに見舞われて試合に出られ無かった人もいる…
私は試合に出られてラッキーなんだ。
ちゃんとその事を理解しとかなくちゃいけない。
「お兄ちゃん!私。絶対甲子園に夢繋ぐよ。涙を流した多くの人たちの分も!思い切り楽しみながら頑張る。絶対諦めない!」私はお兄ちゃんにそう宣言した。
「そうだな。頑張ってこい!甲子園は幸哉と一緒にスタンドで応援してやるからな!」とお兄ちゃんは言いながら笑って私の頭を優しくポンポンした。
そんな状況を微笑ましそうに見守ってたお父さんとお母さん。
「よし!じゃ、早く食べてしっかり頑張ってきなさい!遅刻しないようにね?」とお母さんに言われて、私は朝食を取った。
その後、歯磨きして、髪をセットして
「行ってきまーす」と元気に家を出た。
お兄ちゃんとお母さんは玄関まで見送りに来てくれて、お父さんは仕事に行く準備をしていた。