同じ空の下~想い描いた2人の夢~
三回裏の試合が始まった。

私は気持ちを引き締め直して、マウンドに向かった。

相手チームは少しビビってる気がする。

バットを構えてはいるが微かに震えてるように見える。

私は口角を上げた。

一球め、ナックルで攻めてみる。もちろん相手は振ってくる。

が、当たらない。

2球め、ツーシームを決め込む私。

バットには当てて来たがファールになった。

次のボールはチェンジアップにした。

相手の振り損じが目立つ。

4球め、相手は高く打ち上げてしまい、アウトになった。

その後の選手はきっちり先輩が処理してくれて、アウトは後1つ…

私は深呼吸し、ボールを握り直した。

そして、大きく振りかぶる。私が選んボールはカーブだった。バットに当たって、飛距離を出してきた。

ヒットだった。認めたくないけど。

ツーアウト一塁になった。私は再度深呼吸をした。そして、私は仕留めにかかる。

走らせなかった。相手を何とか三振に終わらせて、この回も結局相手は0のまま終わった。

4回表が始まった。私から始まる打順だ。

私はバッターボックスに向かった。

皆と、全力で行くことを約束していたため、私は、初っぱなから振っていった。一球目はファールになった。

2球め、私は豪快なスイングでツーベースヒットを噛ました。その後、先輩がヒットを打ってくれたので、ノーアウト1、3塁になった。次のバッターは三振に倒れたものの、続くバッターが大きなスリーベースヒット…。

この回、一気に2点を追加した。そして、まだなお、塁にいる。まだまだチャンスだ。

アウト1で、まだ二塁…が、この後、ダブルプレイになり、この回は終わった。

が、しかし、4回で9対0と言う快勝状態。

相手の攻撃を抑えればコールド勝ち目前。

私は軽く肩を回した。

「…次の回、春馬に投げて貰う」と主将は言った。

「…えっ?あーはい。わかりました!」と私は言ってマウンドに向かう。

「…アイツ…調整登板させようってのか」と先生は言った。

私は力を込め過ぎないようにボールを握った。

そして、振りかぶってボールを投げた。

0点で春馬先輩に繋ぎたい。多分コールド勝ちだろうと踏んで、主将はそう言ってる。

私は深呼吸しながら体のバランスを取った。

1人目、ヒットになり走らせた。2人目、バントの構えを見せた。

バントは成功して、1アウト2塁になった。

3人目、大きかったがそれはこちらの守備範囲内で犠牲フライとなった。

これでツーアウトだ。

そして、4人め、私は三振に打ち取りこの回、0に終わらせた。

5回表、うちらの攻撃が始まった。

この回も皆快音を響かせ、得点を追加した。

3得点を入れ、12対0になった。

そして、裏が始まった。
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