恋を知らない花~初恋~
「じゃあ、俺が送りますよ。」
きっとそれを狙ってたんだろう美希が、私にアイコンタクトを送ってくる。
「真中さん助かります。結衣のこと宜しくお願いしますね。」
本人抜きで真中さんに送ってもらうことが決まる。
きっとタクシーに乗るまでなんだろうけど私の心臓はどこまで速く打つことが出来るのだろうと思うほど激しく打っていた。
「俺が送りましょうか?」
「いえ、島内さんは下心があるがらダメです。」
名乗りを上げた島内さんに美希はバッサリと言い放った。
そこでひと笑い起こる。
「さあ、行きましょうか?」
真中さんは私の腕を掴むと、立たせてくれた。
そして支えるように私の腕を掴んだまま歩きだした。
外は昼間よりも冷えて寒かった。
真中さんが手に持っていた私のコートを肩に掛けてくれる。
「さすがに冷えましたね。寒くないですか?」
心配そうに私の顔を覗き込む真中さんの顔がたまらなく愛おしかった。
酔いに任せて抱きついてしまいたい衝動と戦っていると、すぐにタクシーが目の前に止まった。
「ありがとうございました。」
私はお礼を言って後部座席に乗ると、なぜか真中さんも一緒に乗り込んできた。
きっとそれを狙ってたんだろう美希が、私にアイコンタクトを送ってくる。
「真中さん助かります。結衣のこと宜しくお願いしますね。」
本人抜きで真中さんに送ってもらうことが決まる。
きっとタクシーに乗るまでなんだろうけど私の心臓はどこまで速く打つことが出来るのだろうと思うほど激しく打っていた。
「俺が送りましょうか?」
「いえ、島内さんは下心があるがらダメです。」
名乗りを上げた島内さんに美希はバッサリと言い放った。
そこでひと笑い起こる。
「さあ、行きましょうか?」
真中さんは私の腕を掴むと、立たせてくれた。
そして支えるように私の腕を掴んだまま歩きだした。
外は昼間よりも冷えて寒かった。
真中さんが手に持っていた私のコートを肩に掛けてくれる。
「さすがに冷えましたね。寒くないですか?」
心配そうに私の顔を覗き込む真中さんの顔がたまらなく愛おしかった。
酔いに任せて抱きついてしまいたい衝動と戦っていると、すぐにタクシーが目の前に止まった。
「ありがとうございました。」
私はお礼を言って後部座席に乗ると、なぜか真中さんも一緒に乗り込んできた。