7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
樹の脇腹を肘で突つくと、うっとうしそうに払いのけられた。


「茶化すな。もしお前の身になにかあったら、俺…冷静じゃいられなくなるから」



いつも冷静沈着な樹の、冷静じゃないところなんて想像がつかない。


でも、今日の出来事でわかった。


あたしの知らないところで、樹はあたしを見守ってくれてるんだって。
< 236 / 578 >

この作品をシェア

pagetop