7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
我慢比べに負けた樹がクスッと笑って向き直る。

改めて正面に見る樹に、あたしの心臓がドキッと跳ねた。


「…乃愛。ここにいるってことは、…俺にキスされても構わないってことだよな?」


伏し目がちにあたしを見る樹の表情は、どこか色っぽく感じて…。


また、初めて見る樹の姿にドキドキしながら、あたしはゆっくりと頷いた。


あたしの頬に添える…樹の右手がくすぐったい。
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