7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
なんて、樹に文句を言っている暇もない。


急いで顔を洗い、用意されていた朝ごはんを食べて、服に着替えて髪を整えて…。


とバタバタしていたから、ゆっくり樹と誕生日を祝う余裕なんてなかった。


もちろん、樹にプレゼントを渡すわずかな時間さえもない。


「そういえば樹、風邪は…!?大丈夫なの?」

「そんなの、昨日でとっくに治ってるよ。それよりも早く準備しろっ」
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