完璧御曹司の優しい結婚事情
「よかった。あっ……」
ホッとした表情を見せたのも束の間。今度は不安そうな顔になった。これほどまで表情豊かな人だったなんて、知らなかった。
「どうかしましたか?」
「あっ、いや……今更なんだけど、僕は戸籍上はバツイチなんだ。それでも付き合ってもらえるかな?」
樹さんはすごく気にしているみたいだけど、私にとってそれほど大きなことでもない。
「本当、今更ですよ。とっくに知っていますし、その経緯も。バツイチって言葉はあまり使いたくないですが……樹さんについた〝バツ〟は、香穂さんが確かに生きていたことの証です。側から見たら戸籍が汚れたということかもしれませんが、事情を知ってる私は、そうは思いません。樹さんの優しさの現れです」
「……ありがとう。葉月に会えて、本当によかった。葉月はこうやって、僕の良いところも悪いところも、全て受け入れてくれる。これから、よろしくね」
「はい」
ホッとした表情を見せたのも束の間。今度は不安そうな顔になった。これほどまで表情豊かな人だったなんて、知らなかった。
「どうかしましたか?」
「あっ、いや……今更なんだけど、僕は戸籍上はバツイチなんだ。それでも付き合ってもらえるかな?」
樹さんはすごく気にしているみたいだけど、私にとってそれほど大きなことでもない。
「本当、今更ですよ。とっくに知っていますし、その経緯も。バツイチって言葉はあまり使いたくないですが……樹さんについた〝バツ〟は、香穂さんが確かに生きていたことの証です。側から見たら戸籍が汚れたということかもしれませんが、事情を知ってる私は、そうは思いません。樹さんの優しさの現れです」
「……ありがとう。葉月に会えて、本当によかった。葉月はこうやって、僕の良いところも悪いところも、全て受け入れてくれる。これから、よろしくね」
「はい」