完璧御曹司の優しい結婚事情
「さあ、まだ早いけど、夕飯はどうしようか?」

「もしよければ、私が作ります」

「本当?楽しみだ。じゃあ、買い物をしながら帰ろう。あっ、スーパーの前にもう一軒寄ろう。葉月専用のマグカップとか、箸とか、いろいろ買い揃えるよ」

「はい!!」

私の物を専用で……
樹さんが、私がマンションへ行くことを歓迎してくれている。それが嬉しくてたまらない。

「葉月がいつ遊びに来ても、快適に過ごせるようにね。必要な物を思いついたら教えて」

そう言って連れて行かれたのは、日用品をトータルで扱う大型店だった。価格帯もそれほど高くないし、デザインも可愛いものが多くて人気があるだけに、結構混雑している。

「ごめんね。人が多いね。ここなら人気があるって聞いたし、いろいろと揃えられると思って」

「一度、来てみたいと思っていたんです。楽しみです」

車を降りると、ここでも樹さんは、さっと手を繋いでくれた。

「人が多いから、はぐれないようにね」

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