完璧御曹司の優しい結婚事情
「葉月、今日買った服は僕のマンションに置いておこうね。あとは、化粧品とか下着とか……」

「そ、そこまでは……」

「ん?ああ。流石に下着を一緒に買いに行くのは、ちょっと恥ずかしいね」

「それもですけど……そんなに買うわけには……それぐらいの物は、泊まりに行く時にうちから準備すればいいし」

「違うよ、葉月。僕は準備なしでいつでもふらっと泊まりに来て欲しいんだ。葉月の物が部屋に増えていくことが嬉しいんだよ」

そんなことを心底幸せそうに言われると、やっぱり何も言い返せなくなる。〝いつでも〟〝ふらっと〟だなんて……

「最初だけね。今いろいろ用意しておけば楽でしょ」

その言い方が可愛くて、私の負けだと思った。今日だけは、樹さんの意向に従おう。
それから、ちょこちょこと買い足して、レストランで軽めの食事をした。


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