冷酷姫に溺れて。


俺はイラついて、自分の部屋に戻った。

なんだあいつら。

俺だって霜月さんと付き合いたいよ。

何なんだよ、くそ…。




「お兄ちゃん」

「うわっ!?」

気づいたら寝ていたらしい。

「ご飯だってさっきから言ってるよね?何回、お兄ちゃんに同じこと言わなきゃいけないの?」

「ごめんごめん」

やべぇ。

寝すぎて頭痛い。

立つとふらっとした。

血が足りてないのか。

俺は勉強机のタブレットを飲んだ。

収まってきたな…。

まあ、一時的なやつだし気にすることねぇな。
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