年上同期の独占愛~ずっと側に
しかも、彼女持ちだと思わてれいるのか・・・
ちょいちょい山元さんの名前を出しているから、もしかしたら俺と山元さんが付き合っていると勘違いしているのかもしれない。早めに誤解を解きたいところだ。

泊まってくか?と半分本気で言ってみるが、全く相手にしてくれない。
送っていくと言ってもいつも遠慮して一人で帰ってしまう。早く俺だけには甘えてくれるようになってほしい。

急な人事異動で、萌々香の上司の緒方さんが異動することになった。急だったため、引継ぎもバタバタで、部門全体での送別会は出来ない様子だった。
萌々香も急なことで、戸惑いも大きいようだった。昼間、緒方さんと話しているところにたまたま行き会ったが、少しメソメソしている様子だった。
部門内だけで軽く送別会をやると言っていたため、俺も合流するようにお願いする。

送別会帰り、飲みなおそう、といつものBarに誘い、1杯だけ飲ませたら、結構酔ってしまったようだ。明日は休みだし、マジで泊まっていけばいいのに、と思いながら部屋に連れて行き、少し休ませる。

やはり萌々香は山元さんと俺が付き合っていると思っていたようだ。聞けば1年以上続いていると思っていたらしい。
それじゃあ、俺の気持ちは伝わらないか・・・伝わったとしても、彼女がいるくせに不誠実な人だと思われて終わりだ。

誤解を解き、ほとんど本気で泊まっていけよ、と言ってみたが、案の定、帰ると言う。
緒方さんの転勤でメソメソ泣いてみたり、少し酔って色っぽくなった萌々香が可愛くて仕方がなく、萌々香のことを抱きしめてしまう。

急に酔いが醒めた様子で、帰る、と言い張るので、駅まで送る。俺の行動が意外過ぎたのか、混乱している様子で、駅で別れるときは目に涙が浮かんでいた。
今日これ以上話すのは無理だろう。ただし、日曜日に会う約束はなんとかできた。
日曜日に会ったときに、もう一度きちんと俺の気持ちを伝えよう。

日曜日に待ち合わせ場所で待っていると、ふわりのしたブラウスに上品なブラウンのスカート姿の萌々香が現れた。
いつもオフィスで見るスーツ姿と違って、メイクも服もデートっぽくして来てくれたことがなんとも嬉しい。
思わず両手を握って、子供みたいにブラブラ揺すってしまった。

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