年上同期の独占愛~ずっと側に
「は?何でだよ。根岸さんとは何もないんだから、あの人がそんなこと言うわけないだろ」

「じゃあ、根岸さんとは付き合ってないの?」

「うん。」

「私とこのまま結婚するの?」

「うん。」

・・・・・どうするか。このままだと、話が進まない。

もう無理!と私から別れを切り出すのを待っているのだろうか・・。

「根岸さんとは『定期的に連絡を取り合う知り合い』ってこと?」

「連絡なんてとってない」

「連絡取り合ってることは、確認済みなんだ。」

発着信の履歴がバッチリ残っていたし、一件だけ留守電の録音も残っていた。全部私の携帯にデータは保存してある。それを亮に今言う気がないが・・。

無言になった亮に

「根岸さんとは何の関係もなく、ましてや付き合ってもないんだったら、今後一切の連絡は取らないでほしい」

「・・・・・」

「不満?連絡とらずにはいられない?」

「連絡なんて取ってない。」

「嘘つき。」

「・・・」

結局付き合いは認めなかった。彼女とは遊びなのだろうか。だからと言ってこのまま結婚するわけにはいかないから、ちゃんと話はしないといけないのに。
もし仮にこのまま別れたら、亮にしてみたら勝手に疑われて勝手に別れを告げられたと自分の両親に話をするだろう。事実が明らかになり、結果ご両親にはその言い方でもいいのだろうが、私は両親には真実を分かってほしいと思っているので、このままのわけにはいかない・・。

さて、どうするか。興信所にお願いして証拠写真でも取らないとダメかな。

私が及川さんの名前を出したて、近いうちに亮は及川さんに連絡するだろう。今回の件が決着したら、改めて及川さんに連絡しよう。いくら元奥様とはいえ、迷惑かけすぎてしまった。

根岸さんのことはうやむやのまま、引越しも無事におわり、実家の解体作業も始まった。地鎮祭も間もなくだし、少しずつ内装も決めていかなくてはならない。母が最も楽しみにしている作業だ。
キッチンやお風呂など、いくつかのショールームを一緒に回る約束をしている。今回の浮気疑惑は地震の時にお父さんに車を出してもらった経緯はあるものの、それ以上詳しい話はしていないので、このままショールームは一緒に行くことになるだろう。
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