年上同期の独占愛~ずっと側に
今週末の金曜日に亜都子とごはんに行く約束をした。日曜日に林君と話したこともまだ相談できていない。亜都子は土曜日には大阪に戻ってしまうし、次にいつ会えるのかわからない。
金曜日、亜都子がよく行くという洋風居酒屋さんへ行き、向かい合わせで座る。亜都子は東京での仕事が無事に終了した解放感からか、最初からかなりのペースで飲んでいた。
日曜日の林君の話を伝えると、亜都子は意外にも好感を持ったようだった。
「でも、彼女いるんだよ?しかも結婚の話まで出ている恋人なのに、私にちょっかい出そうとするとか、ちょっと信じられないと思うんだよね」
「まあ、普通ならそうだよね。でも、林君だよ?萌々香のこと好きだったのは同期みんな知ってるし、元々誠実な人じゃん」
「彼女と別れてから、ちゃんと話してほしかった」
「大阪で萌々香とまさかの二人きりで抑えられなかったんでしょ。」
「だから・・・それが誠実じゃないんだって。そういう人って、同じこと繰り返すと思う。」
「萌々香だからでしょ。ずっと萌々香のことが好きだったからだよ。」
そうなのかな。亮に浮気されたばかりの私には到底信じられないけど。
「それとも、誰か他に気になる人でもいるの?亮さんと別れてからもう半年以上たつでしょ?」
「そんな人いないよ。亮と別れて半年以上っていうけど、全く傷が癒えてないし。林君だって、どうせ亮と一緒だって思っちゃってる。」
「ちょっと~、それはないんじゃない?亮さんのこと悪く言って申し訳ないけど、林君は誠実な人よ。」
亜都子は相当は林君推しらしい。
「亜都子はさ、尾崎さんと付き合ってて今までそういう心配ってしたことないの?」
「ヤキモチ妬くことはあったよ、何度も。
研究が忙しい時期は、あんまり会えないんだよね。今はないけど、連絡もあんまりくれない時期とかあってさ。
まだ院に行ってるとき、徹夜続きだって言ってたからお弁当作って、ケーキとかも焼いて差し入れしたときがあったんだけど、ちょうど、食事中だったんだよね、誰かの手作りお弁当食べてた。同じ研究室の後輩からの差し入れだったらしいんだけど。
なーんも考えずに、もらったから食べた、みたいな。美味しかった?って聞いたら美味しかったよ。って。私のとどっちが美味しい?って聞いたら、初めて私の気持ち気づいたみたい。
似たようなことが何度かあったよ。泣いて責めたこともあった。無自覚なのかわざとなのかわからないところあるし。」
色々あったよ~、と苦笑いしながら話す亜都子だが、表情は決して暗くない。今が幸せだからだろう。
「そんなことが何度かあったのに、ちゃんと尾崎さんのこと信じることができたのは何で?」
「私が嫌がることは次からしないでいてくれるから。」
そうなんだ。確かに同じことが二度なければ、信じることができるかもしれない。亮みたいに、何度言っても何が何だかわからなかった状況だとキツい。最後まで信じることができなかった。
「萌々香さ、林君は大丈夫だと思うよ。真剣に考えてみたら?
あと、小野君のことも、勘弁してあげて。相当反省してるから。萌々香とこのまま気まずかったらもう終わりだって言ってたし。」
笑いながら亜都子が言っているが、あの時はかなり傷ついた。
でも、亜都子の言うとおり、ちゃんと謝ってくれたしもういいかなって思ってる。そう伝えると、さすが萌々香、と亜都子も笑った。
「萌々香の新居、落ち着いた?」
「うん。だいぶ慣れた。今度の出張の時は是非ウチに泊まって。ちょっと遠いけど。
出張じゃなくても、尾崎さんと一緒に遊びに来て」
「うん、絶対行く。楽しみだな。お父さんお母さんにもよろしくね」
あっという間の東京出張だったが、充実した仕事をできたみたいでよかった。亜都子が大阪に帰るのは寂しいが、次は尾崎さんと一緒に家に泊まってもらおう。
金曜日、亜都子がよく行くという洋風居酒屋さんへ行き、向かい合わせで座る。亜都子は東京での仕事が無事に終了した解放感からか、最初からかなりのペースで飲んでいた。
日曜日の林君の話を伝えると、亜都子は意外にも好感を持ったようだった。
「でも、彼女いるんだよ?しかも結婚の話まで出ている恋人なのに、私にちょっかい出そうとするとか、ちょっと信じられないと思うんだよね」
「まあ、普通ならそうだよね。でも、林君だよ?萌々香のこと好きだったのは同期みんな知ってるし、元々誠実な人じゃん」
「彼女と別れてから、ちゃんと話してほしかった」
「大阪で萌々香とまさかの二人きりで抑えられなかったんでしょ。」
「だから・・・それが誠実じゃないんだって。そういう人って、同じこと繰り返すと思う。」
「萌々香だからでしょ。ずっと萌々香のことが好きだったからだよ。」
そうなのかな。亮に浮気されたばかりの私には到底信じられないけど。
「それとも、誰か他に気になる人でもいるの?亮さんと別れてからもう半年以上たつでしょ?」
「そんな人いないよ。亮と別れて半年以上っていうけど、全く傷が癒えてないし。林君だって、どうせ亮と一緒だって思っちゃってる。」
「ちょっと~、それはないんじゃない?亮さんのこと悪く言って申し訳ないけど、林君は誠実な人よ。」
亜都子は相当は林君推しらしい。
「亜都子はさ、尾崎さんと付き合ってて今までそういう心配ってしたことないの?」
「ヤキモチ妬くことはあったよ、何度も。
研究が忙しい時期は、あんまり会えないんだよね。今はないけど、連絡もあんまりくれない時期とかあってさ。
まだ院に行ってるとき、徹夜続きだって言ってたからお弁当作って、ケーキとかも焼いて差し入れしたときがあったんだけど、ちょうど、食事中だったんだよね、誰かの手作りお弁当食べてた。同じ研究室の後輩からの差し入れだったらしいんだけど。
なーんも考えずに、もらったから食べた、みたいな。美味しかった?って聞いたら美味しかったよ。って。私のとどっちが美味しい?って聞いたら、初めて私の気持ち気づいたみたい。
似たようなことが何度かあったよ。泣いて責めたこともあった。無自覚なのかわざとなのかわからないところあるし。」
色々あったよ~、と苦笑いしながら話す亜都子だが、表情は決して暗くない。今が幸せだからだろう。
「そんなことが何度かあったのに、ちゃんと尾崎さんのこと信じることができたのは何で?」
「私が嫌がることは次からしないでいてくれるから。」
そうなんだ。確かに同じことが二度なければ、信じることができるかもしれない。亮みたいに、何度言っても何が何だかわからなかった状況だとキツい。最後まで信じることができなかった。
「萌々香さ、林君は大丈夫だと思うよ。真剣に考えてみたら?
あと、小野君のことも、勘弁してあげて。相当反省してるから。萌々香とこのまま気まずかったらもう終わりだって言ってたし。」
笑いながら亜都子が言っているが、あの時はかなり傷ついた。
でも、亜都子の言うとおり、ちゃんと謝ってくれたしもういいかなって思ってる。そう伝えると、さすが萌々香、と亜都子も笑った。
「萌々香の新居、落ち着いた?」
「うん。だいぶ慣れた。今度の出張の時は是非ウチに泊まって。ちょっと遠いけど。
出張じゃなくても、尾崎さんと一緒に遊びに来て」
「うん、絶対行く。楽しみだな。お父さんお母さんにもよろしくね」
あっという間の東京出張だったが、充実した仕事をできたみたいでよかった。亜都子が大阪に帰るのは寂しいが、次は尾崎さんと一緒に家に泊まってもらおう。