裏切り
11章・・弁護士2️⃣・・

大典side


千亜季がでて行って
10日が·····過ぎた·····

今は、なんとか、
仕事には行けている。

市役所を無断で休んで
後輩の辻に迷惑や心配を
かけてしまったから
翌日は、なんとか市役所に
出勤した。

「おはよう·····先輩?
だいっ、大丈夫ですか?」
「あっ、辻。
昨日は、ありがとう。」
「えっ、いえ、
だけど、先輩?なんだか···」
「ん?変かな?」
「変とかじゃなくて
顔色は悪いし、隈も凄い
いったい何があったのですか?」
「あーあ、いや。
うーん、ちょっとね。」
「なんかあったら言って下さい。」
「ごめん、ありがとう。」
と、答えた。

今は、話すことは·····
無理···かな·····

その日は、辻から
食事をとらされた。

和食で軽いものを
それから、
「ちゃんと寝て下さいね。」
と、送ってもくれた。

はぁ~、情けない
心配かけてるよな·····

あれから、
毎日、嫌、ことあるごとに
千亜季の携帯をならしている
電話····メール····ライン····

だが、どれからも
なんの反応もない

ラインは、既読にもならない

携帯を····変えたのだろうか

千亜季の職場は知っている
だが、行きたくても
···怖くて····いけ···ない····

夏海からは、連絡があるが
出ることも
返事をすることも
していない。

そんなとき
市役所に一本の
電話がかかった

千亜季の叔父である
奥菜 哲也さんからだった。
< 30 / 96 >

この作品をシェア

pagetop